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インスタグラムとWordpressの連携を行うプラグイン「Intagrate Lite」は広く使われてるようですね。インスタ投稿すると同時にWPに新規記事(または下書き)として投稿してくれるとても便利なプラグインです。一度設定すればそのまま使っていけるとても便利なんですが(投稿タイミングがちょっと遅い等々の問題はありますが…)、各種設定がプラグインを削除しても残ってしまうという問題を抱えています。

先日サイトドメインをSSL化したとき以降連携機能が一切可動しなくなったため調べ始めたところこの問題にたどり着き、なんとか解決できたのでその方法を解説します。

Intagrate Liteの設定を改める

Intagrateに限らず、WPの各種設定はシステムDBに書き込まれていきます。変更された場合その情報はもちろん上書きされていくわけですが、調べてみるとインスタのログインパスワードを変更するとログインできなくなるなどの問題が発生しているようです。当サイトも連携先のアドレス変更があったのでこの部分に問題があるのではと推測しました。

しっかり設計されたプラグインはプラグイン自体を削除するとDBの情報も同時に削除されるんですが、Intagrate Liteではこの部分がちょっとよろしくない設計のようです。一旦ログアウトし、再接続してもダメ。プラグイン自体を削除し、新規接続しても以前の情報が残っているのか情報をアップデートできません。

こうなるとDB自体を直接操作して過去の情報を書き換える・または削除し直すしか方法がありません。以下の作業は非常に危険な作業を含むので、しっかりバックアップを用意した上で行ってください。また腕に覚えがない・不安な方は避けたほうがいいと思います。

DBに保存された情報を直接操作し不要な情報を削除する

WPのDBを直接操作するにはサーバ上でDB操作ツールを使うことになります。大概のサーバではphpMyAdminが用意されていると思うので、それを使って必要な箇所のデータを削除します。間違った箇所を変更してしまうとWPのシステム自体が損傷を受け、最悪サイト自体が死ぬこともあるので気をつけて。

phpMyAdminでの操作はちょっと癖がありつかいにくいので、今回はARI Adminerというプラグインを使ってみました。これはWPのダッシュボード上からDBのセルにアクセスできるもので、実際の作業自体は同じですが、phpMyAdminの不安なUI上での作業を行うよりはちょっとは不安が減るのでおすすめです。

DBにアクセスすると各種データのテーブルがリストアップされますが、プラグインの情報は「wp_options」に保存されています。Intagrate Liteの情報は「itw_●●●●●」という「itw_」で始まるものです。怖いので何度か確認しましたが、プラグインを削除してもこの「itw_●●●●●」がDB上に残ったままになっているので一向にアップデートが行われないというのが原因のようです。

意を決して幾つかあるこの「itw_●●●●●」をバッサリ削除します。何度も書きますが、必ずバックアップした上で作業しましょう。本当に致命的なエラーを起こすことがあるので気をつけて。

削除を確認できたら改めてIntagrate Liteプラグインをインストールし各種設定を入れ直します。無事にアクセスし情報が更新できていれば作業完了です。

DB直接操作のまとめ

今回のIntagrate Liteの件に限らず、WPの各種設定を見直す・再調整するなどではDB操作が発生する場合が稀にあります。殆どの場合ダッシュボード上の操作でなんとかなるものですが、それなりにメジャーなプラグインであってもこういう事があるというのはいい経験になりました。流石に初期設定自体を自力で削除するのはあまり一般的な操作ではないですが、こういうときのためになにをすればいいのかはなんとなく頭の片隅においておけば、問題にぶつかったときに少しは落ち着いて作業できるのではないかと思います。

今回の作業は以下のサイトを参考にさせていただきました。

広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。



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