神保町カレー部、今回は御茶ノ水のスープカレー屋 鴻（オードリー）に伺いました。
札幌発のスープカレー、一時期は全国区でチェーン店などもあったように思いますが、最近は一時期のブームも去り、随分店も減ってしまいました。札幌でも訪問の際にいつも行っていた店が閉店してしまったりと随分寂しい思いをしています。
さてこちら鴻ですが、靖国通りから御茶ノ水野さかを少し登りかけたところ、エチオピアの左隣に構えるスープカレー専門店です。内装はちょっと可愛らしい大正モダン風なレトロな感じ。隣のエチオピアとは違い、お客さんに随分女性が目立ちます。
まず最初に豚骨＋野菜ベースの「黒」、鶏＋野菜ベースの「赤」の2種からスープを選び、トッピングを野菜、チキン、ハンバーグなどから選んでいきます。スープカレーといえばやはりチキン。こちらでは骨付きの固まりか骨なしかを選択できます。今回は基本の骨ありチキンでお願いしました。
暫く待つこと数分、談笑しているうちにカレーが到着します。今回は辛さを基本の1にしたので然程辛くもなく、やんわりとしたスパイスの香りで満たされます。しっかりと煮込まれて身のほぐれたチキンに半身のゆで卵、ジャガイモ、ニンジン、ピーマンなどがぎっしりと入ったかなりボリュームのあるスープ。ライスは大盛り無料、且ついつでもおかわり自由のため多めのスープでもしっかり最後まで楽しめます。
個人的にスープカレーの野菜は素揚げの状態がベストだと思うんですがこれはこれで決して間違いではなく、優しい味わいでリピート必至。競合店ひしめく神保町にあって、特異なスープカレーでいまだ勝負し続ける意外と男前なお店なのです。
広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。
