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ダッチオーブンを使った鶏モモ肉のローストを作ります、久々の男飯です。今回はちょっと残念な結果に。

ダッチオーブンを使った鶏モモ肉のロースト

キャンプ以降、トマト煮に挑戦したダッチオーブン。その後ちょっと慌ただしくなかなか使えていなかったので、材料を入れるだけで出来ちゃう系の料理を一発作っておくべく、今回はローストチキンを作ってみます。

キャンプ料理の定番、ローストチキンといえば丸鶏を使うか、クリスマスの定番のレッグまるごとかそんなところですが、そこらへんにいつでも売ってるわけではないので、週末安売りのモモ肉を使います。

モモ肉は塩コショウ、ハーブ類とオリーブオイルに漬けてしばらく馴染ませます。

一緒に入れる野菜類。人参は乱切り、じゃがいもはまるごとでもOKですが、今回は半分に切りました。皮付きのものをタワシで洗っただけ。皮はむかないほうが美味しいでしょう。玉ねぎは中玉を半分に。

ダッチオーブンの底には焦げ付き防止でロストルを敷きます。この上に更にアルミホイルを2−3重に敷いておきます。

ガラガラっと野菜類を並べました。肉の脂が出るので基本は野菜類を下にします。今回も鳥の脂がしっかり野菜類に入るはず。

下味で漬けて馴染ませたモモ肉を乗せてスタンバイ。

自宅のガスコンロを使うのでオーブンの蓋は事前にプレヒートさせておきます。ガスコンロに直接乗せて焼く10分加熱。熱々になるので気をつけます。

十分に蓋が熱し終わったらオーブンに蓋をしてそのまま30分〜1時間。時々様子を見ながら焦げ付かないように弱火で熱していきましょう。

ダッチオーブン自宅利用の大誤算

ということでしばらく様子を見ながらの調理で1時間強熱しましたが、今回は思いのほかの大誤算でした。

まずプレヒートした蓋は、キャンプ時のように直接炭を置くことができないので鶏の表面にしっかりとした焦げが出来ませんでした。そりゃそうだ。そのためプレヒートしておいた訳なんですが…。

最近の家庭用ガスコンロには便利な機能がついてまして、空焚き防止用にセンサーが付いているので鍋の温度が上がりすぎると自動でとろ火に落としちゃうんですね。これが災いしてどうしてもオーブンの温度が上がりきらなかったようです。そうこうしているうちにプレヒートした蓋もどんどん冷めてしまい、結局パリッと仕上げることは出来ませんでした。うーむ。

あともう一つ今回は大失敗。ダッチオーブンは鉄鍋なので使ったあとにもしっかりと手入れをする必要があります。汚れを落とし油を馴染ませておくわけです。これが今回は裏目に出ました。

前回使ってから手入れし、しばらくそのままにしておいたのを使ったので、鍋中に古い油の匂いが着いてたんですね。使用前にもう一度しっかり洗ってから使うべきでした。野菜類はそんなに気にならなかったんだけど、どうしても鶏、特に皮目の部分に古い油の匂いが残ってしまい、結局取り出した具材に玉ねぎをベースにしたソースを追加して匂い消しをする羽目に。

道具に使われることなかれ

まだ然程値の張らないモモ肉での失敗だったのでマシでしたが、これで丸鶏使ってたら目も当てられない状態でした。キャンプでぶっつけ本番は怖い。

最終的な日の具合にもよりますが、ロストルの上のアルミホイルはもしかしたら必要ないかも。じわじわ低音で火が入ったことによって鶏の脂はかなり出たんですが、それがホイル上に残ってしまい野菜はオイル煮の様になってしまいました。しっかり熱は入っていたから美味しかったんだけど、やっぱりほろっとパリッと仕上がってほしいところ。余分な脂は下に落としてしまったほうがいいかも知れない。

使う道具や器具の特性をしっかり覚えておくことも大事なこと。家庭料理であれば文句言われるのも慣れ親しんだ家族だけなので知れてますが、人に出せる料理にはなりません。まだまだ改善の余地ありです。

広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。



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