今日は10月最後の満月。角度の関係なのか昨晩は今晩よりも月が丸く見るということで、iPhoneでどこまで撮れるか試してみました。
満月は地球を中心として月と太陽が一直線に並ぶ日を指します。とはいえ「日」という定義であれば朝並ぶのか夜並ぶのかで、正確にはズレが生じてしまうので、満月の日というのは厳密に定義されているわけではなく、けっこう揺れ幅をもって定義されているようです。
今回使う機材は、iPhone7 Plus。こちらのApple標準カメラアプリを2x設定で。加えて以前子どもにプレゼントした、星の手帳社から発売されている「はじめての望遠鏡」というキットを使います。
星の手帳社からはいくつか組み立て天体望遠鏡がリリースされてるんだけど、一般的なのは15倍と35倍のキット。これらはいわゆる天体望遠鏡なので、レンズを通してみると上下が逆さまになるものです。
今回使用したのは正確には「正立像望遠鏡」と呼ばれるもので、プリズムを内蔵することで上下を通常のまま見ることができるものです。
キット自体はとても簡単なもので、指紋をつけないように丁寧に組み立てれば10分ほどで完成してしまう簡単な自作キットです。とはいえその性能は実売3,000円程度のキットと侮るなかれ、しっかりと月の表面まで見ることができる優れものです。
望遠鏡ほしい、と子どもの思いつきでせがまれて値の張るものを購入してもあっという間に飽きられてしまう気もするので、まさにはじめての一台はこういうキットで、子どもと一緒に作ってみるのも楽しいですね。
それでは撮影してみましょう。もうまさに力技での撮影です。望遠鏡キットを三脚に固定したら月が中心に見える位置に設置しピントを合わせ、接眼レンズにiPhoneのカメラを向ける。以上。この方法で撮影します。
本来月や星の撮影には、ちょっと値の張る望遠鏡にアフターパーツなどでカメラを固定するフレームを取り付け、一眼レフなどを接続して撮影を行います。流石にちょっと手始めに撮ってみようとするだけであれやこれや設備投資するのも大変。この方法でも想像以上に大きく撮影できます。
上のサムネイルになってる画像、如何でしょうか? iPhone7 plus なら2倍望遠に対応しているので、レンズは切り替えておき、望遠鏡を揺らさないように接眼レンズ部に上手にカメラを合わせます。
満月の晩は光量が強いので、ちょっと離れていても露出過多気味に光が入ります。なので月が画面に写ったら大正を長押ししてピントを固定し、上下にスライドして表面の模様が見える程度まで露出を下げてやりましょう。露出が高いままなら輪郭を持って輝いてるままの月が撮影できます。
ごくごく簡単な図解ではこんな感じ。望遠鏡のレンズとiPhoneのレンズが正確に一直線にならないと、縁が欠けてしまったり真ん中に来なかったりと位置合わせは面倒ですが、しばらくやってると思いのほかすんなり位置は合わせられます。
今回も撮影はこの方法で行いました。最終的に撮影されたものをiPhone上のアプリで簡単に露出補正し、インスタグラムに投げたままの画像が上のサンプルになります。意外とちゃんと撮れてるでしょ。
full moon 10.24.2018 #moon #fullmoon #stars #満月 #100blogs [14/100]
Amazonだと現在は実売で4,000円ほどですね。
広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。