• TSUKURU HACK LABORATORY | studio:ex-presso

imgs courtesy of moogmusic

先日、今年のMoogfest向けに発表されたSubharmoniconの記事を書きましたが、Moogがまたまた新製品をリリースしました。Subharmoniconと同じくMotherシリーズの流れを汲んでいるんですが、今回は親玉級のGrandmotherと呼ばれる製品となってます。

これまでのMotherシリーズは僕も使っているMother32から始まり、パーカッションサウンドに特化したDFAM、先日発表されたSubharmoniconと全てデスクトップ・コンソール型だったんですが、今回はキーボードが付属して、文字通りグランドマザーとなっています。

早速スペックを見ていきたいと思います。やはりシリーズとして共通しているはセミモジュラーシステムとなっており、基本結線はされているので触ればそのまま音が出るようになっています。とは云えいつも通りこれまでのMotherシリーズだけでなく他のユーロラックモジュールなどと結線してコントロールすることももちろん可能。32鍵キーボードがあることで基幹としてシステムの中核として位置づけられると思います。

オシレータは2基、お馴染み4ポールのラダーフィルターを装備。キーボード側にはアルペジエーターと3トラック/256音のシーケンサーを内蔵。またこれまでと大きく違うのはスプリングリバーブが含まれています。ディレイじゃなくてリバーブってところが狙い所でしょうか。

メーリングリストによると既に500機の初期版は出荷済みとのことで、Youtubeには何件もデモ映像が上がってきているんですが、オフィシャルに公開されているAdrian Youngeのデモが非常に秀逸なのでご紹介。音源の紹介も去ることながら、スタジオでの音作り、機器にインスパイアされて音が生まれ録音されていく過程が収録されています。これ見てるだけでもドキドキします。

自分としてはキーボーディストではないので流石に手を出すことはないですが、老舗メーカーとして胡座をかくことなく攻め続けてるメーカーの姿勢には頭が下がります。それにしても操作パネルの色味がレトロで可愛らしくていいなぁ。デモ観る限り、想像通りのレトロフューチャー感満載なサウンドに圧倒されます。

広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。



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