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ウクレレのDIY講座があったので娘と参加してきました。実際に自分の手で作るのはどういう体験となるでしょうか。

鈴木楽器DIYキットを使ったウクレレ作り


10月19〜21日の三日間に渡りビックサイトで開催された「2018楽器フェア」に参加してきました。弦楽器・管楽器・鍵盤楽器などの一般的な楽器メーカーをはじめ、マイナー楽器、教育楽器などを取り扱うメーカーや楽譜メーカー、中古楽器を取り扱う物販メーカーなども参加した大掛かりなイベントです。

毎年開催されているわけではなく日本開催は二年ぶりとか。海外ではNAMM Showを始め各地で大規模なコンベンションが毎年開催されているので寂しい限りですが、その反動か、会場はとても盛り上がってました。20日土曜に参加しましたが、デモ演奏以外にも著名なアーティストもちらほら見かけました。みんな子どもに帰ったようにキラキラしてるのが印象的。


今回参加したのは、静岡県の鈴木楽器製作所が提供する手作り楽器ワークショップ。鈴木楽器製作所さんはリコーダーやハーモニカ、メロディオンなど学校で使われる教育楽器を主に手がけられているメーカーで、その流れからか、子どもたちが自分で作れる楽器も販売されています。

ワークショップでは今回のウクレレのほかにもカリンバやバードコール、タンバリンなどのDIY講座もあります。ワークショップでは提供されていませんでしたが、ハーモニカやヴァイオリンのDIYキットも提供されてます。

それでは早速ワークショップの模様を。キットにはほぼ完成形の状態で楽器が入っています。こちらは無塗装のメイプル系の白木でできたもの。ボディとネックは既に接着済み、フレットも打ち込まれた状態なので、プラスドライバー一つあれば小さい子どもさんでもお父さんと一緒に30分ほどで完成させられそうです。

本来であれば塗装から入るところですが、限られた時間でのワークショップなのでマスキングテープを使ってバインディングを作ります。面白いものでいくつかあるマスキングテープからどれを選ぶかでずいぶん時間がかかります(笑) 縁枠の曲面に沿って丁寧にマスキングテープを貼っていきます。

このキット唯一の難関でしょうか、ヘッドにペグを取り付けます。ギターではないのでヘッド裏側から直角に位置するペグ取り付け。糸巻きのアタマにあるプラスネジを締めることでで、ワッシャーがヘッドを噛む構造です。ヘッド側にネジ穴ができないのでシビアな精度が必要ないのは子どもキットには最適です。

ちなみにこのネジがペグのトルクも兼ねているのでしっかり固定するとペグが回らなくなります。一旦固定して弦を張った上で、狂いが起きない程度に緩めてやる必要があります。

このあとはブリッジを載せ弦を張って調弦したら完成です。もうあっという間ですね。

子どもの集中力って素晴らしい

それにしてもこういうモノづくりの瞬間って子どもの集中力は素晴らしい。たとえ簡単なキットを使ったものであっても、既成品を購入するのではなく自分の手を使って組み立てるだけで愛着も湧いて大切に扱うことも覚えます。以前購入したミニギターはあんまり大事にしてくれなかったけどね。その後、こちらの見てないところでちょこちょこ弾いて練習してるみたいです。

約30分ほどで完成できてしまう簡単なワークショップでしたが、子どもにとっては満足度の高い時間だったようです。マスキングテープで作った装飾はあっという間に剥がれてしまうと思うので、これからいろいろ相談しながらどんなふうに仕上げてやるかを時間かけて楽しめるのもいい。

絵の具を使ってボディトップに絵を描くのもよし、ラッカーやオイル仕上げの本格的に仕上げるもよし。夢は膨らみます。

楽器フェア会場ではほかにもオカリナ自作ブースやブルースハープ講座など、参加型で楽しめるブースも各種用意されていたので、次回開催時にはぜひまた足を運んでみようと思います。



#100blogs [18/100]

広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。



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