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3年前に引越ししてから、ついつい慌ただしさにかまけてしまい先送りにしていたのですが、重い腰を上げてリビング横の隙間スペースに壁面収納を作ることにしました。重い腰、といっても面倒でほおっておいたわけではなく、部材調達がなかなか困難だったことが原因です。車がないとホームセンターから持って返ってくるのも一苦労。電車で運べるサイズしかムリ。軽トラ借りるしかないですね。

さて壁に穴を開けずに壁面収納を作る。DIY界隈では既に有名なディアウォールやらラブリコなどの金具を使って2×4材を壁に立てかけてしまい、それを柱として壁面パネルを付けてしまう方法です。屋外でも使えるラブリコアイアンが発表され、これがまた男前なルックスなので店頭で見たいと思ってたんですが、なかなか入荷しないので結局SIMPSON金具の取り扱い代理店である八幡ねじの金具を使うことにしました。

取り敢えず事前に購入しておいた6フィートの2×4材を加工していきます。1本250円程度でホームセンターで手に入ります。反りが多いのでなるべく反ってないものをじっくり選びましょう。

加工材とはいえ、あちこちササクレだっていたり節周りが荒れていたりするのでサンダーでざっと磨きつつ角を面取りします。自前で家具を作ったり始めて一番最初に買ったのがこのリョービの小型サンダー。業務用に比べたら小さめですが、複数の材をガンガンヤスリがけするのは流石に手ではムリです。これからDIYに目覚めちゃった方は是非サンダーは手に入れた方がいいよ。ヤスリは1枚ペラの紙状のものではなくロールで売ってるのでそれを切り取って使います。

表面処理が済んだら塗装します。今回はナチュラルで明るい部屋に合わせるためBRIWAXのみの処理に留めます。BRIWAXというのは塗料の入った木材の表面用のワックスで素晴らしい手触りに仕上がります。DIY界では同じ用途でワトコオイルってのもよく使われるんですが、あちらは油性なので取り扱いが面倒。ボクはほぼBRIWAXで仕上げます。上が未塗装、下がBRIWAX処理済み。今回はラスティックパインというカラーを選択。ちょっと傷んだ杉材の色です。

この時期だと問題ないんですが、BRIWAXは半練り状のワックスなので寒いときはとても扱いにくい。また取り扱いにあるようにスチールウールを使って擦り込むと材の表面に傷が付くのでボクは100均のスポンジを使っています。そういえばIKEAの徳用袋入りスポンジって廃盤になったって知ってた?

ここまで出来たら接合します。購入したのは6フィート(1,820mm)の2X4材なので天井には届きません。プラスアルファのサイズを切り出しておいて接合することにしました。8フィート材持って流石に電車移動はムリです。

上のサムネイルにもあるように接合には八幡ねじのSIMPSON金具を使います。これほんとに便利で、且つ仕上がりがやたらと無骨な男前ルックス。棚板を付ける箇所にもSIMPSON金具を使うことにしたので見た目の共通化もOKと家人からも承諾を貰い、バリバリとネジ止めしていきます。今回使ったのはTPタイプレート。1本の柱でオモテウラ2枚使います。ちなみに1枚80円程度。

それにしてもSIMPSON金具って美しい。男子のロマンですね。

最後に柱上部になにやら見慣れない金具を取り付けたら完成です。これが例の八幡ねじさんの天井突っ張り金具。

実際の部屋への設置は、先ず部屋の掃除から始める必要があるので作業は一旦ここで終了です。まだ棚板の部材も何にするか検討中なので、また週末のホームセンター通いが楽しみ。

広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。



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