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キッチンレンジ周りの収納をリニューアルすることにしました。現在作業中の壁面収納では縦に柱を設置する金具を使いましたが、今回はラブリコ の1×4用ブラケットを初めて使ってみます。小型ラブリコの実力や如何に。

まずはザックリと素材を準備します。あまり大仰なものを置くスペースもないので今回は全て1×4材で統一することにしました。

まず設置場所の高さから50mm短く切り出した1×4材2本が柱となります。横に渡す棚板はちょっと加工したい形状があるので600mmの1×4材を3本使います。接続には工数を押さえるためSimpson金具を使うことにします。今回はトラスクリップ TSC(40円)とコーナーアングル A23(80円)を用意しました。中央に見えるのがラブリコの1×4用のアジャスターです。

最近は近所にできたコーナンによく通っているのですが、実はひとつ朗報が。柱材にする1×4のカットをお願いした際に店員さんからクーポンの利用を勧めてもらいました。詳しく聞いたところ、コーナンのスマートフォンアプリに常時表示されているクーポンを提示することで、購入時の材カットが10件まで無料になるとのこと。複雑な加工をしない直線カットであれば平日・休日関係なく全国のコーナンで常に無料らしいのでこれは使わない手はありません。

柱材の2本はクーポン利用で切り出してもらい、棚材の3本は手持ちの端材を使いました。コーナンに限らず、ビバホームやカインズでもカット時の残りをそのまま廃棄するお客さんがあるため、必ず材コーナーの隅に端材を置いてある場所があります。このサイズのものであれば30円〜程度と格安なのでよく使うサイズのものがあればラッキー。ぜひ覗いておくのをお薦めします。たまたま見付けた材から思いついて、想像してなかったものが出来上がるかも。

組立

必要サイズ切り出してしまえばもうあとはザクザクと組み立てていくだけの簡単な構造です。全体をサンダーで慣らし、ブライワックスで表面を処理します。各種アングルを利用して大枠を組み立て、柱材の上下にアジャスターを取り付けたら作業終了。簡単過ぎて写真を撮るスキがありませんでした。

上の棚は横位置にハンガーを付けることを思いついたためL字形状になっています。ハンガー材は事前に購入しておいたセリアのアイアンバーを取り付けています。

あとは設置場所に配置して、ラブリコ上部のハンドルを回しつっぱり強度をあげてやれば終了。サイズもある程度正確に事前に出ししていたため平行・水平もしっかり出ています。

上下にラブリコを差し込み
設置場所でハンドルを回すと固定

imgs courtesy of 平安伸銅工業株式会社

総評と注意点

やはり既存の部材を使っての作業は物凄く迅速でした。ラブリコは上部・下部のブラケット1セットで約1,000円。今回のような形状であれば左右で2セット必要となるので、作業効率を考えるとあっという間ですが、予算の殆どはここにかかってます。

あとは設置場所に対し、ラブリコが上下に挟まるので50mm短く柱材を用意すること。また設置時にラブリコのハンドルを回すスペースを確保するため、壁にピッタリとくっつけての設置は出来ません。約3cm弱は壁から離しての設置となります。

実際に使ってみて、ラブリコ1×4自体は設置も簡単、強度もしっかりしているのですが、いかんせんもとが1×4のため壁に沿わない位置での設置には些か不安感もあります。長い材を利用しての設置であれば、素直に2×4材を使うべき。一度実際に使ってみると強度感も解るので次に作るものを想像しやすくなりますね。キッチンカウンターの上部に飾り棚を作ることを画策しているので、ぜひ次に活かしたいと思います。

広告制作ディレクター & サウンドデザイナー。広告制作の傍ら、Ko ASHIDA・rudimentary echo・sizk名義などで楽曲制作・インタラクティブメディア制作を行っています。とにかくなんでも「つくる」のが大好き。音楽・料理・DIYなど思いついたものをどんどん作ってます。



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